弊社住宅相談センターの「土地チェックシート」の中から、土地を見に行くときの注意点をいくつかご紹介しています。今回は「隣人」です。
これは土地に限らず建売も分譲マンションもそうなのですが、最終的にそこに住むことになったとき、程度の差はあれ、どうしてもお付き合いしなければならないのが隣人です。
最近、この隣人とトラブルになってしまったという相談が急増しているのが気になります。
いろいろなケースがあるのですが、
1.近隣に引越しの挨拶をせずに入居した。
2.挨拶をしに行ったが、留守だったのでそのまま入居した。
3.挨拶をしに行ったが留守だったので、手紙だけ置いてきただけで入居した。
こんな初歩的なところで隣人の気を悪くして、それ以来疎遠になるだけならまだしも、迷惑を受けるようになったという例が多いようです。
しかしこのあたりは細心の注意を払えば何とかなりそうです。今回問題にしたいのは、そもそも注意が必要な隣人もいるということです。
土地を購入しようと考えた段階で、隣人がどのような人なのかを調査するのは相当難しいのですが、これから長くお付き合いする人なので、ある程度のことは知っておいた方が良いと思います。
怒りっぽい人、うるさい人、周囲から嫌われている人などは不動産業者や周囲の住民に聞くとわかることが多いと思います。
問題は分譲地などで一斉に新規販売されるときですが、まだ隣人がどんな人になるかは未定です。
私の経験では「隣りの区画を勤務先の同僚が買っていたのでキャンセルした。」とか、これは分譲マンションでしたが「自分が買った部屋の上の階に部下が住んでいた。」などという悲劇もありました。
このあたりは個人情報なので営業マンも言い出せませんが、こちらから「同じ会社の人は買っていないでしょうね?」と確認すれば、それとなく暗示してくれると思います。
が、そんなことまで気にして質問する人はいないのす。
この問題は、さすがに弊社住宅相談センターでも解決できないので大変困っています。この種の相談は本当に増えているのでご注意ください。