土地探しの資金計画と要望の整理ができたら、いよいよ具体的な物件探しに入ります。
最近は多くのお客様が利用しやすいのでインターネットの物件サイトで探されるようです。
しかし残念ながらネットでは良い土地は見つからないと思います。個人的な感覚では、市場で売買されている土地物件のうち、ネットに掲載されているのは15%程度しかないのではないでしょうか?残り85%は掲載されないで売買されているのです。
実際土地情報を扱う不動産業者はどのようにして成約まで持ち込んでいるのでしょうか?その販売手順をご紹介しましょう。
1.隣地所有者に声をかける。
昔は「となりの土地は倍の値段を出しても買え。」という格言があったほどで、隣地所有者が購入する可能性は意外に高いのです。
2.建売業者に紹介する。
建売業者は土地を仕入れていくつかの各区に分割し住宅を建てて販売する業者です。当然土地がなければ仕事がなくなる訳で、その意味ではみなさんの強力なライバルです。
しかも彼らは土地情報に精通し資金も現金で住宅ローンなど利用しません。土地情報を送れば、早ければ数時間のうちに購入の申し込みを入れてきます。一般の方はこんなスピードある業者とどうやって勝負したら良いしょう?
3.範囲を広めて町内会に告知する。
4.範囲を広めて小学校学区内に告知する。
5.範囲を広めて中学校学区内に告知する。
6.普段から仲の良い不動産業者に紹介する。
そして最後にネットに登録する。こんな感じでしょうか?したがってネットに掲載されている土地情報は1~6の過程を過ぎても売れない土地なので、良い土地は見つかりにくいと考えられます。
ではインターネットで探すことはまったく無駄なのでしょうか?次回は弊社住宅相談センターがお話しているネット情報の使い方をご紹介します。