中古(既存)住宅のインスペクション(住宅診断)は万能ではありません。
例えばインスペクションを実施して雨漏れ跡が見つかったとします。
(そもそもそれが雨漏れ跡なのか、そ雨漏れは今も続いているのか?結露跡ではないか?など判断も難しいのですが)
報告書には「1階リビング南側天井の裏に雨漏れ跡があり、継続している可能性があります」と書きます。それで終わりです。
しかし既存住宅の購入を考えている人からすれば、それで原因はどこから水が来ているのか?補修するのにどれほど費用がかかるのか?などを知りたいのだと思います。
国土交通省が定める『既存住宅インスペクション・ガイドライン』では、それらについて報告することは含まれないとされています。
どうしてもそれらの疑問を解決したい方は、さらに「原因特定のためのインスペクション」を依頼すると定めています。
これは専門業者に依頼し別料金になり、例えば雨漏れなら水掛け試験を実施して、水が流れてくる経路を赤外線サーモグラフィで壁の中を見通して確定する作業になります。
原因箇所が確定できれば、その業者が補修費用の見積もりも出してくれます。
ということで、ホームインスペクションでは欠陥の原因の特定や補修に要する費用の見積もりはいたしません。
