家づくりの楽しさは何と言っても間取りプランの検討でしょう。多くの人がそこに全力投球されると思います。
しかしその際に注意していただきたいことがあります。それは外構(エクステリア)の計画です。
多くの場合、外構計画は間取りプランが確定した後に始めると思いますが、それでは困ることがあります。
例えば敷地境界線ギリギリまで建物が配置されるような場合、境界線上に計画されるフェンス・塀の問題が出てきます。
フェンス・塀も当然のことながら基礎があって立つ訳で、敷地の内側に一定程度基礎の底盤が入り込みます。建物の基礎の底盤は外側に向けてあるので、お互い干渉することになります。
更にその部分には雨水桝や各種の配管が来ると考えられますが、干渉している底盤のどのあたりに来るのでしょう?
間取りプランの図面では基礎底盤は描かれないので、多くの人が気づかないと思いますが、干渉によって大きなトラブルになる可能性があります。
弊社では間取りプランのアドバイスもしていますが、こうした外構との取り合いが検討されていない事例が多いのです。
必要以上に広い敷地にゆったり家を建てるという人は結構ですが、そういう人は少数派だと思います。是非外構に配慮したプランニングをしていただきたいと思います。
今回書いているのはほんの一例です。他にも外構との関係で困ることがありますのでご注意ください。