注文で家づくりをする時は、どうしても当初の計画より予算がアップしがちなので注意が必要です。
基礎補強工事で追加料金がかかったという相談がありました。
基礎補強工事は、地盤調査をした結果で工法を決定するので見積もりは後で出てくるのは止むを得ません。工事請負契約時には正確な金額がわからないのです。
最終的な金額が出るまでは、次のような流れになります。
1.工事請負契約時
概算見積金額で契約することになります。
2.地盤調査後
調査結果に応じて工法が決まり、正確な見積もりが提示されます。
3.敷地レベル確定後
GL(敷地の高さ)をどこにするのかを決めます。これによって基礎補強工事をしたときに排出される残土をどうするかが決まります。
レベルを上げるなら残土は敷地内に放置すればよく、ほとんど追加料金がかかりません。(高さによっては追加する盛り土の料金が必要になりますし、補強工事自体の追加分が発生することもあります)
レベルを変えないのなら、残土があるとレベルが上がってしまうので、敷地外に搬出しなけれならずその料金が必要になります。
ここで初めて基礎補強工事と関連する雑工事の料金が決定します。
ですから、当初契約のときの金額と大幅にアップすることもある訳です。