定年退職間近で、老後の住宅をどうしたら良いかという相談。
今まで官舎にお住まいだったので持ち家ではありません。今後は民間賃貸住宅で家賃を支払っていくことになりますが、一生で払う家賃を合計すると何千万円という金額になります。
それを払うだけの年金と貯蓄はありません。(今まで年収はありましたが貯蓄がほとんどありません。これは官舎住まいの方に見られる特徴です)
しかも退職間近となれば住宅ローンを利用することも現実的ではありません。(70歳未満までローンを借りる金融機関もありますが)
そこでご提案したのが、リバースモーゲージを利用して住宅を購入すること。
幸い退職金は相当額受け取れるようなので、その一部を頭金として、物件価格の約半額をリバースモーゲージを借りて購入すれば、毎月の支払額も金利のみの数万円で済みます。
デメリットは、ご本人様(配偶者も)亡くなった後に、自宅を売却して元本を一括返済する必要があることで、子どもに資産が残らないことです。
今回のご相談の場合、貯蓄がなく持ち家でないため、リバースモーゲージを利用するしか解決法を思いつきませんでした。