住宅の新築・購入をされる方の資金計画相談あると、まず新築・購入後の家計が30年40年後まで安心して暮らせるかのシミュレーションをします。
特に住宅ローンを利用される方は、借りられる額と無理なく返済できる額が違うのでシミュレーションすることは大切です。
このシミュレーションでは、購入時だけでなく将来の家の維持費も入力します。
弊社では過去20年間弊社を利用されて住宅を新築・購入された方から、住宅の修繕や維持のご相談を受けていますので、おおよそどのハウスメーカー・工務店の家がどの程度の維持費がかかったか情報が入っています。
その維持費をシミュレーションに入れて、そのうえで30年40年後も大丈夫かどうかを判断します。
ただし大手ハウスメーカーの家については、各社の維持費に大きな差があるので難しいのです。
あるハウスメーカーからは「10年の保証が切れる直前に点検に行き、そこで修繕すれば保証期間が延長されますが、そのときの修繕費用はおおよそ300万円が多いです。」と言われています。
またあるハウスメーカーからは「そのときにならないとわからない。」とも言われています。(確かに家のメンテナンスの善し悪しで修繕費が違うのは正しい意見です)
あるハウスメーカーは「150万円くらい?」と言います。
実際一般的な広さの家で弊社のお客様から相談いただくのは、10年目で250万円前後が多いように思います。
これが地元工務店の木造の家なら150万円程度。ざっくりですがそのあたりが目安になります。
分譲マンションなら修繕積立金が強制的に引き落とされますが、戸建て住宅は自己責任で積み立てておかなければなりません。
家は建てて終わりではありません。ここに挙げた金額を入居後に計画的に積み立てておいてください。
ちなみにこの金額は、今後上がることはあっても下がることはありません。