ある企業の社員様向け住宅セミナーでお話しした中から、今回はシュークローゼットについて書きます。
最近の間取りづくりのトレンドとして、玄関を入った直ぐ脇に広めのシュークローゼットを作られる方が増えています。
この収納には靴だけでなく傘やコート、レジャー用品などを入れるので、もはやシュークローゼットを超えた立派な収納です。
シュークローゼットを備えた間取り図を拝見していて気になることがあります。それは導線が悪いケースが多いということです。
玄関ホールから朝出掛けるときに、一旦スリッパを履いて今日履く靴をクローゼット内に取りに行き、戻ってきてその靴を履くというような導線になっているケースが目立ちます。使いづらいと思いますが、いかがでしょう?
また限られたスペースに広めのクローゼットを設けるので、収納扉の開閉がしづらいケースも見られます。
それなら従来通り、玄関ホールに最小限の下駄箱を用意しておく方が良いように思います。これなら一旦三和土(たたき=玄関の床)に降りることなく、本日履く靴を選べます。
なお間取りのことではありませんが、このクローゼットには靴が大量に置かれるので、換気に注意していただきたいと思います。換気扇がないケースもあります。
玄関脇のシュークローゼットは大変便利だと思いますが、実際に使うとき自分はどう動くのかを確認して設計していただきたいと思います。
