昨日の日経新聞にもあった通り、住宅用木材、特に構造用集成材を中心として木材が不足し価格が高騰しています。部材によっては10%程度の値上げが必要になるものもあるようです。
住宅を新築する施主(おもに個人の方だと思います)や建売分譲業者にとっては、コストアップに直結します。
今までローコスト住宅を売りにしていた業者さんでも値上げは必至と言われています。
また現在新築の打ち合わせ中の方で予算の詰めをされている方にとっては、価格が折り合わず、業者さんが請負契約を辞退するということも起きかねません。それほどの高騰です。
これはアメリカの住宅市況の回復を受けて、日本に輸出する部材が不足したことが原因です。現在のアメリカの住宅市場は、バイデン大統領の破格の経済対策の発表やワクチン接種の進行、過去最低レベルの低金利に支えられて絶好調です。
サブプライムローン問題(リーマンショック)の頃に近い状態と聞いています。
従来日本の住宅市場では、現場で施工する職人さんの高齢化や引退によって慢性的な人手不足となっていました。この傾向は当分の間解消することはありません。
これを受けて建築費が高騰していたのですが、そこに追い打ちをかける木材の高騰です。
原因がアメリカにあるだけに、何とも解決の手がかりが見つかりません。
部材の価格変動は、一般の方が気づかないところで進行するものですので、切実に受け取ることがないだけに、是非この実情を知っていただいて家づくりにお役立ていただきたいと思います。
