少し遅れましたが、去る1月29日に国交省から2020年の新築住宅着工戸数が発表されました。
全国の数値は、
総戸数 815,340戸(▲9.9%)
持ち家 261,088戸(▲9.6%)
貸家 306,753戸(▲10.4%)
分譲 240,268戸(▲10.2%)
特に持ち家は1960年以来60年ぶりの少ない戸数になりました。
愛知県は
総戸数 54,951戸(▲17.2%)
持ち家 18,010戸(▲10.0%)
貸家 17,7233(▲21.1%)
分譲 18,606戸(▲19.9%)
全国の中でも、最も減少数が多い県の一つになりました。
これは新型コロナウイルスの影響と考えられますが、戸数が対前年マイナスになっている傾向は4年連続であり、消費税増税の影響も大きいと考えます。
この中で全国では持ち家の減少が分譲住宅より大きいのですが、日頃お客様から相談を受けている立場からすると、
1.分譲の方が良い立地にある
2.分譲でもそれなりに考えられて設計されている
3.分譲の価格はお手頃
4.いろいろこだわって長時間かけて建てるのが面倒
などの理由で分譲住宅を選ぶ方が多い傾向にあります。
今後この件数が大きく回復する理由は見当たらないので、ハウスメーカー・工務店は少ない棟数でも経営できる体制を整える必要があります。
住宅選びでは、企業の財務体質も気にしておく必要があります。