住宅展示場を家づくりにどのように活用するかについて書いています。
住宅展示場に行くと各ハウスメーカーのモデル棟がたくさん建っています。
多くの方は「この家みたいなのがいいね。」とか「これは好みじゃない。」と評価して、気になった住宅に入って行かれると思います。
それはそれで結構ですが、展示場に建っている住宅は、そのハウスメーカーが建てた住宅のほんの一部に過ぎないということも理解していただきたいのです。
例えば純和風の住宅が建っていたとして、これは自分の趣味ではないと判断し、そのハウスメーカーを検討からまったく除外してしまうのは残念な話です。
そのハウスメーカーは他の展示場や実際に建築した現場では、趣味に合った住宅を建てているかも知れません。
住宅展示場に建っているのは、あくまで一例で、他にもいろいろバリエーションを持っていることもあるのです。一度で除外しないで、なるべく多くの実物を見て判断するようにすると良いと思います。
その点で言うと、最近の住宅展示場は開設時に何かしらのコンセプトを持って開設することが増えています。
例えばこの展示場は「都市型3階建て住宅」をコンセプトにしよう!などです。私の家の周囲を見渡しただけでも「二世帯住宅」「省エネ住宅」「バリアフリー住宅」などをコンセプトにしている展示場があります。
展示場に行く場合、多くの方は自宅に近い展示場に行かれると思いますが、平屋住宅を検討している方が都市型3階建てをコンセプトにした展示場に行っても、まったくとは言いませんが、期待したほど役に立たないと思います。
展示場に行く前に、その展示場がどんなコンセプトの住宅を集めているかをホームページなどで確認してから出かけると、より有意義な展示場回りになると思います。
最後にもう一度、展示場に建っている住宅はあくまで一例で、ハウスメーカーはそれ以外の住宅もたくさん建てています。できるけ多くの現場を見てから判断すると良いと思います。