今まで弊社住宅相談センターに寄せられた家づくりに関する相談事例をご紹介しています。
昨日は「住宅の完成から入居までは手直し工事が残ることもあるので、なるべく時間的余裕を見てください。」と書きました。
この間が短いと他にもこんなことが起こります。これは私が新築マンションや戸建ての営業をしていたときから、ときどき発生するトラブルです。
それは入居早々水漏れすることです。
新築の分譲会社は建物全体について最終的な点検を行っているはずですが、工期に追われるような場合、十分に検査ができないことがあるのでしょう。特に給排水管や電気設備について完全に検査されていないことがあるようです。
そのために入居して水を使い出すとともに水漏れが発生して大変なことになるのです。
あるいはスイッチを入れても電気が点かないとか、見当違いの照明灯が点灯するなどということが起きます。
このようなトラブルは多くはありませんが、それにしても新居で入居早々こんなことに遭うのは避けたいものです。
このようなことのないように建物の完成から入居までの間に、一度設備を稼働させてみると良いでしょう。特に給水はすべての蛇口を開けて30分程度は流し、漏れがないか確認することをお勧めします。
この段階で漏れが発見されれば手直しもできますし、家具が被害に遭うことも避けることができます。
教訓:建物完成から入居までの間に設備をチェックする時間を持ちましょう。