不動産業者さんの研修会で『買ってはいけない中古住宅の見極め方』というセミナーを担当しました。
このようなタイトルだと「地震に弱い住宅はダメ」とか「シロアリ被害がある家は避けましょう」という話になりがちですが、そういう話はしません。
例えば空き家相談をしていると、旧耐震基準の家やシロアリ被害のある家もたくさん扱います。
これらが売れないことはありません。
こういう住宅でも買いたい人は大勢います。
では何が問題かと言うと、十分な説明を受けないで購入した後に、買主が想定していたのと異なる住宅であった場合にトラブルになるのです。
買主がどのような中古住宅を購入したいと考えているのか?
それを踏まえて買おうとしている住宅にどのような問題があるのか?
このあたりの説明を十分にしたうえで、買主が納得して購入すればトラブルになりません。
ところが売買契約の当日に重要事項説明書を説明するし、その説明もさっと読むだけで専門用語がわからない買主が十分理解したとは言えない状態で契約に移行する。
これが実情です。
お話ししたのは①買主の意向を十分理解すること、②の意向に合った中古住宅を紹介する、③重要事項説明書をきちんと説明する、④建物のホーインスペクション(住宅診断)をする、以上です。
そうすれば耐震性が不足していても、シロアリ被害があっても買主が納得して購入できればトラブルにはなりません。
実際空き家の多くは、そのようにして流通しています。
弊社住宅相談センターでは、購入されようとする住宅について宅建業者さんの説明とは別に、理解できるまで説明をする業務を行っています。
