建築費高騰の中、少しでも安価に資材・設備を入手したいということで、工務店を通さず施主が直接メーカーから入手することを施主支給といいます。
前回に続いて施主支給の問題点を。
施主が建築現場に配送してきた部材は、それだけで使えるようになるわけではなく取付工事をしなければなりません。
工務店の見積もりは「キッチンいくら、キッチン取付工事いくら」と表示されているか、または「キッチン工事一式いくら」となっています。
つまり材料費と工事費(通常「材工」と言っています)の両方の価格があって完成するわけです。
施主支給材はこのうち「材」の価格を施主が直接メーカー等に支払いますが、「工」はどうなるのでしょう?
一般的に「工」は工務店の職人さんが担当することになります。
また現場に来た部材の保管料・管理費は、工務店の見積書には分けて表示されてはいませんが含まれています。
施主支給になると「工」の他に「保管料・管理費」が追加されることもあります。
これを合計すると意外に安くならないこともあります。
また工事完了後にキッチンについてトラブルが発生した場合、施主支給したキッチンが原因なのか、取付工事が原因なのか明確に分けられないことが多く、スムーズに解決できないことがあります。
このあたりを十分理解したうえで施主支給をご利用ください。
