建築費高騰のため、施主が自分のルートで安価に部材を購入して現場に配送する「施主支給」の相談が増えています。
施主には安く部材が手に入るというメリットがありますが、施工を担当する工務店側はあまり歓迎したくない手法です。
デメリットは前回書きましたが、工事中一番問題になるのは「工務店の工期に合わせて納品できるか」ということです。
例えば4月25日にキッチン取り付けの予定をしていた場合、少なくとも前日までに、現場に誰か居る時間帯に納入できれば問題ありません。
しかし「前日ではなく前々日でお願いしたい」とか「15時には間に合わないので17時にしてほしい」とか「24日は間に合わないので25日で」ということになると工程に影響します。
現場はアバウトに工程を組んでいるわけではなく、コストを意識してタイトに職人さんを配置しているので、1日のずれが大きな問題になるのです。
「その分のコストは施主が負担します」というのなら検討の余地はありますが、多くの場合そうなりません。
施主支給が一律ダメとは言いませんが、工務店と良く話し合って問題がないかを確認していただきたいと思います。
