変動金利型住宅ローンの金利が、今月から来月にかけて上昇します。
昨年7月の日銀金融政策決定会合を受けて、新規実行分の住宅ローン金利がようやく上がるのです。
これを受けて変動金利から固定金利型への借り換え相談が増えています。
このような動きは過去2006年から7年にかけても見られました。
2006年3月の日銀の金融緩和解除決定に伴って変動金利が上昇したときと同じです。
しかし当時はその後の経済情勢によって、金利は再び低下し、それどころか「金利のない世界」に突入しました。
変動から固定に借り換えた方は、そのまま固定を継続されたか、再び変動に借り換えたのでしょうか?そのような相談はほとんどありませんでした。
このように金利の動向は誰にもわかりません。
それを前提に変動金利を借りる方には「多少の金利の変動があっても一喜一憂してはいけません。慌てて借り換えする必要もありません」と申し上げています。
折しもアメリカ・イスラエルによるイラン攻撃で金融市場は混乱しています。
株価や為替や商品価格の変動はすぐにわかりますが、果たして金利はどうなるのか?まだ方向性は見えません。
原油高などであまりに景気が悪化すれば、利下げも視野に入れなければならないかも知れません。
そうなると今固定金利に借り換えた人はどうなるでしょうか?
2006年当時、福井総裁の金融緩和解除に唯一反対した日銀委員がいました。
それは現日銀総裁の植田氏です。
植田氏のジンクスがここでも立証されるかも知れません。
