現在59歳以下の人は「金利が上がる時代」を経験したことがありません。(バブル崩壊後の1992年当時23歳以下だったとして)
インフレ下で金利が上がり出した現在、的確に対応するためには「金利が上がった時代」を参考にする必要があると考えます。
インフレとは物の価値が上がって貨幣価値が下がることを意味します。
一方デフレは逆に物の価値が下がって貨幣価値が上がることを言います。
デフレ時代には固定金利型住宅ローン(貨幣)で買った住宅(物)の価値が下がっても、ローンの金利が下がらないので不利になります。したがってこの時代は物の価値が下がるとともに金利が下がる変動金利型で借りるのが得策になります。
逆にインフレが始まった現在は、固定金利型住宅ローン(貨幣)を選択し返済期間中に物の価値が上がっても金利が上がらない状態にしておくことが得策になります。
昔のインフレ時代(高度経済成長期)には「無理をしても借金して住宅を買っておけ!」と言われたのはそういうことです。(当時は固定金利型住宅ローンしかありませんでした)
買っておけば物の価値が上がり、相対的にローン(貨幣)の価値が下がるので結果得策になるわけです。
さて現在のインフレ下、以上を考慮すれば固定金利型を選ぶのが得策ですが、ローンを借りる人の約8割が変動金利型を利用しています。
金融マン・不動産業者・ハウスメーカーなど住宅に関わるほとんどの人が「金利が上がる時代」を知らない怖さがここにあります。
※変動金利型を借りるなと言っている訳ではありません。借りるなら商品の仕組みを十分理解したうえで、それなりの対策をして借りてねと言っているのです。
