最近は夫婦ともに住宅ローンを利用して住宅を購入される方が増えています。
それに伴って、通常の団信のほかにペアローン団信が登場しています。
ペアローン団信の仕組みは、夫婦どちらか一方が死亡・高度障害になった場合、残された方の経済的負担が増えることが予想されることから、そちらのローンも保険で完済されるというものです。
100%完済される商品や50%だけ返済する商品などがあります。
この団信のデメリットは・・・
1.特約料は金利に上乗せして毎月支払う
2.残された方(遺族)のローンが完済された場合、その分が一時所得として課税される
3.取扱金融機関がまだ数行しかない
一般の保険には同様の商品はありませんし特約料は割安なので、万一の時に経済的負担が増える方は利用しても良いと考えます。
弊社のお客様の事例をご紹介すると、「100%」を選びたいとおっしゃるのですが、住宅ローンを利用した後の家計を分析したキャッシュフロー表を作成して確認すると、「50%」で問題ないと判断できた例もあります。
毎月の返済に余裕があれば「100%」でも良いのですが、一般的にはできるだけ返済額を減らしたいという方が多いと思いますので、無理に「100%」に加入される必要はないと考えます。
