近年「資産価値の高い住宅・マンションを買いたい」とおっしゃる方が増えています。

「資産価値が高い」とは、大きく２つのようです。

１．将来売却したときに高く売れる（リセールバリューが高い）

２．売却はしないけど、広くその住宅、特にマンションの価値が知られていてステータスになる

欧米では生涯に何度も引越しするのが一般的なので、自宅の買い換えを日常的に経験します。

そのため次の家を購入する資金を確保するために、自宅を良好に維持管理してできるだけ高く売ろうと努力します。

例えば外壁や屋根の塗装をしたり、室内の清掃をしたり飾り付けたり（ステージングと言います）します。

しかし日本ではそのようなことはほとんどしません。

私は仕事柄何千軒もの家・マンションを見てきましたが、「一度内覧します」というと必ず「汚くしていますが」とか「散らかっていますが」とおっしゃいます。

実際散らかっている家が多いのですが、私はモノが無くなれば綺麗になることを知っているのでそんなことは気にしません。

しかし実際に売り出して一般の買主様が内覧されたらどう感じるでしょうか？

少しでも高く売りたいなら、綺麗に見えるようにしておいた方が良いと思います。

日本の人が言う「資産価値」とは自力で何ともできない価値＝近くに駅ができるとか、最近なら外国人に人気があるエリアだとかそんなところにあるのでしょう。

そうではなくもっと自力でできることはたくさんあると思います。