賃貸にしろ分譲にしろマンションには定期的な大規模修繕工事が必要になります。(やらなくても良いですが、その代わり劣化が進みます)
分譲の場合は修繕積立金制度があって毎月一定額を積み立てるので、あとはその金額が妥当かどうかを理事会・管理組合総会で確認する必要があります。
賃貸マンションの場合はオーナーが意識的に積み立てる必要がありますが、これをやっているオーナーは少数です。
長期修繕計画さえ用意していないオーナーが多いので、いざ時期になって工事をしようとしても手元に資金がないというケースが多い。
どちらにしても今問題となっているのは、従来の工事金額では収まらなくなっているということです。
建材価格や輸送費・人件費の高騰、働き方改革の適用等で工事費も大幅に上昇しています。
先日もある分譲マンションの理事さんから「いろいろな研修会に出て聞いているけど、戸当たり100万円も見ておけば間に合うでしょ?」という意見がありましたが、果たしてどうでしょう?
おそらく10年前と比較して35%以上アップしていると思います。マンションによっては50%アップも考えられます。
賃貸にしろ分譲にしろ工事はまだ先と構えていると、資金が全く足りないと言うことになることは確実です。
早め早めに計画を立てることをお薦めします。