全国の工務店のコンサルをしている会社の社長と話しました。
最近は平屋ブームと、あと高齢単身者の新築が増えているとのこと。
高齢単身者とは、多くの場合女性です。女性は男性より長生きするため、ご主人に先立たれた後、自分だけの判断で新築を決意できます。
しかしその社長が言うには、資金は現金で支払うことが多いので住宅ローンなど気にする必要はなく、工務店はとにかく受注が取れれば良いと考え女性の将来のことまで考えていない。
本当にそれで良いのだろうか?
新築資金を現金で支払うと、将来の老後資金がショートする人が多いことは、前回前々回このブログに書きました。
本来なら住宅を取得した後の家計がどうなるか?FPが使うキャッシュフロー表を作って確認する必要があります。
しかし工務店はそんなことはしないので、せっかく新築した住宅を将来売却しなければならなくなる可能性が高いと言うのです。
この社長のような考えをした人ばかりなら良いのですが、多数はそうでないと思います。
高齢者の住宅取得の資金計画は慎重になさってください。