最近シニア層の住宅・マンション購入相談が増えています。
不動産業者やハウスメーカーは、提携しているファイナンシャル・プランナーに資金計画の診断をさせて「購入しても問題ないです」と回答させています。
しかし心配になって弊社住宅相談センターに確認に来たというケースがほとんどです。
そういうご相談の場合、改めて購入後の家計のシミュレーション=キャッシュフロー表を作成するのですが、結果はほとんどの場合購入することはできますが、早ければ5年後、遅くても10年後には貯金が底をつくことになります。
どうしてそうなるのか?
例えば先日ご相談があったお客様の場合、新築住宅のメンテナンス費用がまったく計算に入っていません。
その点をお尋ねすると「建築会社の社長がうちの家は30年間メンテナンス不要ですと言った」とのこと。
確認すると外壁はサイディング材でバルコニーはFRP防水になっています。
サイディングは日射や風雨に晒されて10年ほどで表面が劣化し始めます。これを確認するには素手で表面を触ってみます。
すると手が白くなりますが、これをチョーキングと言って劣化の証拠です。放置すれば劣化が進んで、ひどい場合雨漏れの原因になります。
FRP防水も同様。永遠にメンテナンスが要らない家などありません。
これは一例ですが、多くの場合必要になる費用が省略されているので、一見問題なく住み続けることができるように見えます。
手持ち資金が底をつくことを避けるには長期的な対策が必要ですが、シニアの場合その時間がありません。
シニア層のみなさま、これから住宅・マンションを購入されるのでしたら、最初にFPに相談して購入後の自分の家計がどうなるかを確認してから契約してください。
