住宅産業はトラブル産業と言われて久しいのですが、なかなか解消されません。
では住宅トラブルはどの程度の確率で発生しているのでしょう?
統計がないのでわかりませんが、1つ公的に発表されている数値があります。
新築住宅に法的に定められている瑕疵保険制度があります。
この制度で重大なトラブルが発生して最終的に保険金を支払った件数について事故率が0.194%と発表されています。(2018年3月まで)
瑕疵保険でカバーするトラブルは「建物の構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」に限られています。
しかしこの2つの取り返しのつかない重要なトラブルで、保険金を支払ったのが1000軒の新築住宅の内2軒程度あることになります。
保険金が払われず訴訟になっているケースもあると思いますが、それにしても結構な確率だと思います。
一般的な商品なら取り換えが効きますが、住宅はそういう訳には行きません。
建築中のホームインスペクション(第三者検査)で少しでもトラブル回避することをお勧めします。