来月10月から多くの金融機関で、変動金利型住宅ローンの金利が引き上げられます。
これにともなって全国銀行協会の福留会長が、変動金利型の利用者から固定型に切り替える相談が増えていると述べました。
この傾向は2006年~2007年にも見られました。
当時は2006年3月の量的緩和解除以降、2007年2月の金融政策決定会合で2度目の利上げが実施されたのを受け、変動金利型から固定金利型への借り換えがブームのように大量に見られました。
弊社住宅相談センターにも多数の相談があったのを記憶しています。
しかしその後はご承知の通り、再び低金利の時代に逆戻り。
固定金利型に借り換えた方は、その後どうされたのでしょうか?
今回はどうでしょう?
変動金利型で住宅ローンを借りるということは、多少の金利変動でじたばたしないことです。
特に5年ルール(金利が変動しても返済額は5年間変わらない)や125%ルール(6年目に金利が上昇しても従前の返済額の25%以上にはしない)がある金融機関の場合、金利が上昇してもただちに生活が破綻するわけではありません。
このあたりを冷静に見てから借り換えの判断をしても良いと思います。
再度言います。変動金利型を借りる人は、多少の金利変動でじたまたしてはいけません。
金利が気になる方は、最初から変動金利型で借りてはいけません。