ネットニュースで「光熱費が高くなる賃貸ンマンションを教えます」という不動産会社の社長の記事が流れてきました。
まずエアコンが最も電気代を使うので、エアコンが効きやすい構造であることが大切として、鉄筋コンクリ-ト造、鉄骨造、木造の順に効きやすいと書いています。
これは同意できません。むしろ逆です。
何故ならコンクリートや鉄は熱伝導率が高いため、熱の吸収が早く冷めるのは遅いので、エアコンが効くまで時間がかかります。
構造と言うのなら、まずは断熱性能をあげるべきです。
ネットで調べればわかりますが、ハウスメーカーの断熱性ランキング表が出ており、上位はほとんど木造がランキングされています。
さらにこの社長は開口部が広いマンションが良いとも言っています。
これも逆です。
断熱性の観点から言うと、開口部からの熱の損失は大変多い部分になります。同じ断熱性能の開口部なら小さい方が光熱費は安くなります。
光熱費が安くなる賃貸マンションを探すのなら、断熱性能がどれほどあるのか?今年4が月から新築住宅について、事業者は新築建築物の販売・賃貸の広告等において、省エネ性能の表示ラベルを表示することが義務付けられました。それで確認していただけばわかります。
また開口部サッシがどのような仕様か?(アルミサッシ・樹脂サッシ・複合サッシ)
ガラスはシングルガラス・ペアガラス(合わせガラス)・Low-E複層ガラスか?によって判断する方が良いと考えます。
いずれにしても、このニュースを信じてはいけません。