金利が上がっても、住宅ローンは「変動」で借りなさい

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金利が上がっても、住宅ローンは「変動」で借りなさい

先日発売された『金利が上がっても、住宅ローンは「変動」で借りなさい』(塩澤祟著・ダイヤモンド社刊・1350円+税)を読みました。

さすが住宅ローンコンサル会社モゲチェックを運営する(株)MFSの取締役COOである著者ですから、住宅ローンに精通しています。

書かれている内容はまったく正しい。住宅ローンの基礎テキストとして、今から住宅ローンを利用しようとされている方、すでにローンを借りている方にお読みいただきたいと思います。

ただ1点。借りても良いローンの額の判断が、「年収別借入可能額の目安」によってされている点は気になります。

例えば年収500万円の人は、青信号は3600万円まで、黄信号は4100万円まで、それ以上は赤信号というように年収別で表示されています。

このこと自体目安ですから問題ありませんが、住宅ローンを利用する人は家庭によって事情が異なるので、目安も不確かなものになってしまいます。

そこでFPとしては、そのお客様の家計をシミュレーション=キャッシュフロー表を作成して、その家庭に一番合った借入額を算出します。

この本にはキャッシュフロー表のことは出てきませんし、実際にモゲチェックを利用したり金融機関に申し込むときもキャッシュフロー表を作成することはありません。

しかし各家庭によって異なる事情を考慮したベストな住宅ローンの借り方を出せるのは、キャッシュフロー表だけだと考えています。

是非この本を読んでいただいて住宅ローンの基礎をご理解いただいたうえで、ご自身のキャッシュフロー表を作成されることをお勧めします。

ちなみに弊社住宅相談センターにご相談いただくお客様には、この本のタイトルのように「変動」だけをお勧めしている訳ではありません。固定金利が合う方もいらっしゃいます。