不動産売買契約で手付金を事前に振り込ませる不動産業者がいますが、絶対にダメという話の3回目。
この話は予想外の反応で全国から多数電話をいただいています。こんなに困っている人がいるんだと改めて驚きました。
今回は全国的に有名な上場不動産会社の建売住宅を購入した方からのお電話。
手付金を事前に振り込んでから売買契約に望んだ。
重要事項の説明を受けて売買契約書を読み合わせていたら何か変???違う物件の重要事項説明書と売買契約書だったことに気づいた。
まぁ大企業ですからたくさん物件を販売されているので、物件を間違うこともあるのでしょうが、買主様にとってはとんでもないことです。
弊社住宅相談センターでは重要事項説明書のチェック業務をおこなっていますが、年に1~2件こういう間違いを発見します。
買主様にとっては大きな買い物。こんなケアスミスをされては信頼できないと思うのは当然で、この話はなかったことにしたいと申し出たのですが・・・
手付金相当額はすでに売主の口座に入っており、営業担当者も間違ったなどと上司に言えるはずもない。正しい契約書を用意するので、何とか契約してほしいの一点張り。
そこで弊社のブログを読んでお電話をいただいたということです。
すでにお金を振り込んでいるので、弊社ではお力になれません。弁護士マターになります。
あるいは所管の官庁の宅建監督係に問い合わせるとか。
とにかく手付金の事前振り込みは絶対にダメです。