自宅売却にあたって、アスベストが含まれていると買主さんに申し訳ないので、事前に調べておきたいという相談。

素晴らしいご配慮です。しかしこれはそう簡単にはいかないのです。

アスベストはご存じの通り人体に重大な影響を与えることがわかっているので、解体作業やリフォーム工事をする場合は十分気を付けなければなりません。

天井、壁、床などの材料（レベル３建材といいます）まで完璧に調査するには、それらを一部破壊して診る必要があります。

また検体を採取して分析するため検体数によって検査費用がかさみます。一般的な住宅でアスベストが含まれる可能性があると判断されると、数十万円単位の検査料が必要になります。

また発見された場合、将来の解体やリフォームの際に除去作業を行う必要が出て来るので、その分コストがかかります。

特に０．１重量％を超えるアスベスト含有製品が使用禁止（一部、猶予措置あり）になった２００６年９月以前に建てられた住宅には、わずかでも含まれている可能性が高いです。

このあたりをご理解いただいてご相談ください。

いずれにしても専門業者による検査が必要になります。ご紹介することになりますのでお問い合わせください。