住宅展示場で相談コーナーの相談員をしているので、この機会にハウスメーカー各社の性能をおさらいしておこうとパンフレットやホームページを見直してみました。
特に今月から省エネラベリング制度が始まったので、省エネ・断熱性能を中心に見たのですが・・・
複数のハウスメーカーで間違いを発見。
「全棟長期優良住宅を取得。断熱等性能等級4をクリア」とか「省エネ性能等級5を最高等級としています」などと書かれています。
現在長期優良住宅を取得する場合、温熱環境の項目は断熱等性能等級は5以上、かつ一次エネルギー消費量等級6以上をクリアする必要があります。
この基準は2025年4月1日から始まる「ずべての住宅の省エネ基準適合義務化」を踏まえて強化されたものです。
しかしこの分野(省エネ・断熱性)はハウスメーカー・工務店への理解がなかなか進むない分野でもあります。
したがってこのようなパンフレット・ホームページの記載があっても、誰も気づかないということになります。
中にはほとんどこの分野に触れていないハウスメーカーもあります。
今後予定されている省エネ・断熱性能強化の中で、きちんとした説明を受け、期待した性能の住宅を建てていただくために注意が必要です。