日銀の金融緩和解除に伴って、変動金利型住宅ローンの金利は上がるのかという問い合わせが、お客様だけでなくFPさんからも寄せられます。
私が保険や年金に詳しくないのと同様、住宅ローンに詳しいFPばかりではありません。
現在の変動金利型住宅ローンの多くは、短期プライムレートに連動して金利が決定するようになっています。
短プラはこの13年程度変動していませんし、直近も変わっていません。
ですから今のところ変動金利に影響はありません。
ところが金融機関によっては、短プラではなく長期プライムレートに連動する変動金利型ローンを扱っているところがあります。
こちらは長プラがすでに上がり出しているので、昨年から上昇しています。農協系の一部の変動金利がそうだと思います。
さらに最近はTIBOR(東京銀行間取引レート=タイボー)を指標にしている金融機関が登場しています。
TIBORも少しづつですが上昇してきましたので、このタイプの変動金利は上がってきました。楽天銀行や山陰合同銀行などがそうだと思います。
ということで、ご自身が利用している、あるいは利用しようとしている変動金利型ローンは、何を指標にしているかを確認することが必要になります。
住宅ローンのご相談は「住宅相談センター」までお気軽にどうぞ。