マンションの第三者管理の実態

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マンションの第三者管理の実態

ここのところマンションの第三者管理について書いていますが、「否定的ですね。そんなに悪い制度でしょうか?」というご意見をいただきました。

すべてが悪いとは言いませんが、実態を知っているだけに手放しで賛成はできません。

一例をご紹介します。

Aマンションで駐輪場の修理工事を計画したところ、B管理会社から「特命入札方式」を提案され、その方法で工事業者を選定することにしました。

結果としてB管理会社からC社に発注することになったと回答がありました。B管理会社の話では、C社・D社・E社の3社から見積もりを取った結果としてC社になったとのことでした。

しかし理事会では少々高いのではないかということになり、理事長の知り合いのF社にも見積もりをしてもらうこととしました。

結果C社より30%も安い金額が提示されたので、F社に発注することとし、工事も無事終了しました。

ところがF社はそれ以来理事長と音信不通に。

理事長が調査したところ、B管理会社からF社に対して、今後Aマンションの仕事だけでなくB社が管理している他のマンションの仕事をしたければ、B社に紹介料を払うように圧力をかけて来たとのこと。

知人の理事長との板挟みになったF社は、今後Aマンションの仕事はしない方が良いと考え音信を断ったとのことでした。

このような例は弊社のような仕事をしているとたくさん聞く話です。

第三者管理になると、このようなことが日常的に行われることになります。

何度も書きますが、管理費・修繕積立金は必要ならいくらでも払うという方は問題ありませんが、多くのマンションはそうではないと考えます。

メリット・デメリットをよく検討して第三者管理を採用してください。