自宅を売却する場合、必ず2~3社に査定を依頼しましょう。
先日弊社に売却相談をいただいた売主様のケースをご紹介します。弊社から2社、ご自身の知り合いの1社、計3社の査定額は・・・
A社(大手仲介業者)6.450万円
B社(中堅仲介業者)6,900万円
C社(地元仲介業者)6,500万円
私の個人的な査定額は6,550万円ですから、A社、C社、私の3社が近い額ですので、おそらくこのあたりが正しい査定額だと思います。
しかし今回は急いで売却する理由がないので、私からは6,990万円で出しましょうと提案しました。
そうしたところ、A社から7,200万円でどうでしょう?と逆提案。A社の査定額は何だったのかということになります。
このように査定額は正しい「売れる金額」を出すものではなく、売却の依頼をいかに取るか、ここに力点を置いて提出されるものと思ってください。
そうなると専任媒介契約をする場合、どの業者に依頼するか迷うことになりますが、今回の場合は前回書いたように「人気のエリア」というこもあり、これだけ査定額があいまいなので、一般媒介契約で依頼して業者に競争させる手を使うことにしました。
すでにB社が6,500万円で買い取りたいと言ってきましたので、さすが人気のエリア、うまくすると7,000万円で売れるかも知れません。
査定額は単に高ければ良いということではありません。売却を依頼する時の駆け引きと思っていただいた方が良いと思います。