弊社は買うとき・建てるときのアドバイスだけでなく、売りたいときのアドバイスも行っています。

売主様からは「より高く売るには仲介業者にどの媒介契約で出したら良いのでしょうか？」という相談を受けます。

仲介業者に売却を正式に依頼するときは、媒介契約を締結しますが、これには３つの種類があります。

専属専任媒介契約：１社のみに依頼するとともに、自分で探した買主が出てきた場合でも、その業者を通して契約する。

専任媒介契約：１社のみに依頼し、自分で探した買主が出てきたときは、業者を通さず直接契約できる。

一般媒介契約：複数の業者に依頼する。

通常「一般」で依頼すれば、業者間で競争原理が働いてより良い条件で売却出来ると考えられていますが、それは物件によりけりです。

好物件であれば「一般」でも業者は競争しますが、「並みの物件」以下であれば、多くの業者が一生懸命営業しないと思います。

業者の報酬は法律で成功報酬と定められているので、「一般」の場合は１００％自分の収益にできるとは言えず、力の入れ方が変わってきます。

それに対して「専任」「専属専任」は必ず自分の収益にできるので一生懸命営業します。

最近は「一般」の物件は広告しないと決めている仲介業者もあります。

ご自身が売り出す物件が「好物件」なのかどうかの判断が重要になります。

売主さんはどうしても自分の物件を高く評価しがちですが、ここは冷静に見て最も自分に有利になる媒介契約を選択する必要があります。

弊社住宅相談センターでは、そのあたりのアドバイスも行っています。