住宅新築中に施主さんが図面と違っていることを発見するケースが頻発しています。
昨日も図面と違っていることをこちらから指摘して、初めて職人が気づいたというお電話が入りました。
近年まれに見る多さです。
原因はいろいろ考えられますが、昨日も書いたように、本来は監理建築士がそれに気づかなければならないのですが、ハウスメーカーや工務店の設計・施工では、監理建築士が現場に来ることはほとんどありません。
従来はそれでも何とか回っていたのですが、近年は人手不足と高齢化で十分な技能を持った職人が急速に減っていること。
そして現場監督も成り手が減っており、監理建築士の不在を補っていたはずの職人・現場監督の能力が低下している。
こうなると施主は何を信じて工事を依頼したら良いのでしょうか?
考えられる対策は・・・
1.工事請負契約や設計契約時に、監理建築士が定期的に(私の知っている建築士は週1回は監理しています)監理することを確認する。
2.別途費用を払って第三者による現場監理をしてもらう。
このくらいしか思いつきません。
大切な住宅です。施主様はご自身で防衛策を考えてください。