昨日に続いて間取りづくりの注意点をお話しします。
間取りづくりをするときの、よくある不満のもう一つは「専門家としての提案がなかった」というものです。
施主様は自分がイメージする間取りを実現するだけでなく、自分が気づかないプラスアルファの住宅の専門家からの提案を期待されています。
しかし間取りづくりを実際に担当するのは、個人邸の設計を手掛ける建築士に限りません。
多くのハウスメーカーでは、営業担当者が間取りを描いたり、最近では設計ソフトが描くなんていうのもあります。
工務店では社長自らが描いたりします。
そのような中で「専門家としての提案」を期待するのであれば、最初から建築士と面談できる建築会社を選ぶと良いでしょう。
最近では最初から建築士が無料で同行するハウスメーカーも増えています。
しかし建築士が商談に同席することはコストアップになることは間違いありません。
そのあたりの事情を考慮したうえで、「専門家としての提案」を希望されるのなら、正直にその旨を伝えると良いでしょう。