またまた新築中の住宅で断熱材が入っていない箇所を発見しました。
現在3月末完成を目指して工事を進めていらっしゃる方が多いと思いますが、断熱材工事の最中という方も多いと思います。一度現場をご確認ください。
今回も前回と同様、外部から室内側に設けた外部収納の内壁と天井部分の断熱材が失念されていました。
外部収納は、車のタイヤやアウトドアグッズを室内に持ち込まないで収納できるメリットがあります。
一方で外部から収納できるということは、室内が外気に面していることになり、断熱扉を採用していない限り、壁や天井に断熱材が必要になります。
しかし施工する大工さんから見ると居室と同じに見えるので、つい断熱材を入れるのを忘れがちになる箇所です。
今回は設計図にきちんと断熱材を入れるように指示してあったにもかかわらず失念されたうえ、現場監督も落としていました。(監理建築士はいつものように現場の来ないので、当然発見できません)
近年は断熱性能重視の傾向になっていますが、設計がそうであったとしても施工がそのとおりになっていなければ、想定した性能は発揮されません。