年末年始テレビを見ていて気付いたのは、以前はそうでもなかったのに最近CMが増えたハウスメーカー・工務店が多いなということです。
住宅展示場に出展しているような大手ハウスメーカーではなく、2番手3番手と考えられる会社です。
最近の大手ハウスメーカーは、平均的な坪単価が100万円を超えており、一般的なサラリーマンでは手が届かない価格帯になっています。
そこで予算的に大手を断念し2番手のハウスメーカーを検討されており、この層に対応できるハウスメーカーは相当忙しいようです。
工事現場は受注に追いつかず、工期が遅れたり、突貫工事をしているのが実情です。
これほど受注できると利益が出過ぎるので、この際CMでも流して経費を使い、来季に向けた集客を図ろうとしたためCMが増えたと思われます。
実際CMを増やしたあるいは初めてCMを流したハウスメーカーでは、集客が好調と聞いています。(一方大手ハウスメーカーは大苦戦)
新しいハウスメーカーを検討することはまったく問題ないのですが、過去に経験したことがないほどの受注件数と工事件数を抱えると、現場が混乱し住宅の品質が落ちることは普通に考えればわかります。
実際弊社住宅相談センターにご相談をいただいた現場では、各工程で相当件数の是正箇所が見つかっています。
今まであまり知られていなかったハウスメーカーで新築される方は、新築中の第三者監理を入れてチェックされることをお勧めします。