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日銀の金融緩和解除と変動金利型住宅ローン

昨夜は住宅ローンに関する勉強会のメンバーで忘年会。金融機関さんや団信引き受け会社さんなどにも参加いただきました。

話題は今旬の「日銀はいつ金融緩和を解除するか?そして変動金利型住宅ローンの金利はどうなるか?」です。

昨日もこのブログに書きましたが、変動金利型住宅ローンの金利が上昇するためには、基準となる短期プライムレートが上がらなければなりません。

そのためには継続的な物価の上昇や賃金の上昇があって、景気が良くなってきたと実感できるようになることが必要です。

しかし現在の物価上昇はコロナ禍明けの需要の集中、ウクライナやガザへの侵攻、人手不足、2024年問題などによるコストプッシュ型インフレによるものですし、賃上げも政府主導の賃上げ減税によるもので、景気が良くなった結果ではありません。

このあたり2006年の金融緩和解除によく似ているように思いますし、そのときの解除に反対した唯一の日銀委員が現在の植田総裁であったことを考えると、
非常に慎重な解除となると推測します。

そもそも35年返済で変動金利でローンを借りるということは、それだけ長期間の金利変動に耐えられると考えて借りているはずなので、目先の金利の上下に慌てる必要はありません。

特に変動金利型ローンの大部分には、返済額が変わらない「5年ルール」や返済額の上限を定めた「125%ルール」があるので、それを理解していれば問題ないはずです。

ただし最近変動金利で借りていらしゃる方の多くは、返済能力目一杯で借りていらっしゃるので、多少の金利上昇も気になると思います。が、そういう方は変動金利で借りてはいけません。

金利に一喜一憂するのがつらい方は、最初から固定金利で借りておけば良いのです。