売主が宅建業者=不動産業者の新築建売住宅を購入する買主様からの依頼で、重要事項説明書のチェックをしました。
最後の「特約事項」・・・最近はここが一番問題になります・・・で指摘を出しました。
「火災地震保険(実費)において、買主は売主の指定とする保険会社(代理店○○不動産)を利用するものとします。」(本文は○○以外はママ)
○○不動産は売主の商号で、損保の代理店として営業しているようです。
この文章何が問題かというと、不動産取引に付帯して火災保険の契約を強要するもので独占禁止法に抵触する可能性があります。
買主に保険の選択肢を与えない点でアウトです。
このように申し上げて、買主が探した保険会社も含めてもらうようにしました。
前回の指摘とともに、この売主業者は不動産取引に乗じて小銭を稼ごうというのが見え見えです。
稼ぐのは結構ですが、法令違反・消費者保護に反することはいけません。