この2年間の建築費の値上がりは、賃上げでは追い付かないほどの高騰・暴騰と言って良いでしょう。
しかしこれは今後想定される人手不足や省エネ適合の義務化などによって、続くことはあっても沈静化することはありません。
昨日大手ハウスメーカーの下請けをしている業者さんと話しましたが、価格が上がっているのはハウスメーカーのお客様への提示価格だけであって、下請けに支払われる金額はまったく変わっていないとのこと。
この業者は塗装業者ですが、標準的な戸建て1棟の塗装をやって30万円しかもらえないとのこと。
このままでは仕事を断ることも検討しなければならないし、自分の所ではあり得ないけど、手抜きする業者も出て来ると思うと話していました。
このような状況の中で家づくりをしようとする方は、品質に注意しなければなりません。
建築中には第三者監理(ホームインスペクション)を入れることを検討されてはいかがでしょうか。