準大手と言ってよいハウスメーカーの役員とお話しする機会がありました。
第一声が「遂にうちみたいなメーカーでも坪単価100万円を超えるようになってしまった。」とのこと。
この2年間で3回値上げをしていますが、どうもそれだけで留まりそうもないようです。
いわゆる2024年問題で輸送費が上がるし、省エネ基準の義務化、その先にある2030年ZEH基準の義務化を考えるとさらなる値上げは必至。
そもそも建設業界は労働者不足で人件費が高騰しています。
果たしてこれらをすべてコストとして吸収するとどんなことになってしまうのでしょうか?
しかし一方で現在すでに住宅は余っているわけですから、新築ができなくなることは需給調整という意味では良いことなのかも知れません。
持ち家中心の日本の住政策がようやく見直されるかも知れません。
既存(中古)住宅を見直すことも良いでしょう。すでに既存住宅の価格は上昇しています。