マイホームを手に入れることは人生の一大イベントで、購入するなら資産価値が残る家を選ぼうとお考えの方が多いと思います。
ホームインスペクション(住宅診断)をしている立場からすると、マイホームの資産価値は立地が一番影響すると思われますが、次に住宅(マンション)の維持・管理・補修を適切に行ったかどうかが影響すると考えます。
維持・管理・補修を適切に行ったマイホームは、明らかに価値が高くなります。
しかし購入時にそこまで考えて購入する方は少ないのではないでしょうか?
多くの場合、購入したときのまま住み続けて、劣化は避けられないことだと諦めていらっしゃるように見えます。
また本当は補修しなければならないと考えても、予算がないという方もいらっしゃるでしょう。本来なら将来の補修予算を含めた資金計画が必要だと思いますが、そこまで考慮される方は少数派ではないでしょうか?
弊社住宅相談センターにご相談いただく方の中には、補修に資金を使ってしまったために老後資金が不足したという方もいらっしゃいます。
これからマイホームを購入しようとお考えの方は、是非「購入資金+将来の維持・管理・補修資金」で資金計画を立てていただきたいと思います。
そのためにはFPが作成しているキャッシュフロー表で、将来の家計の収支を確認するのがわかりやすいと思います。