年間1万棟単位で住宅を供給するような大量販売の住宅会社をパワービルダーと言います。
大量販売することで、資材を安く仕入れ、下請け業者や職人を効率的に配置することができるので、ローコストで住宅を提供できます。もちろんそれ以外の面でもコスト削減に努めています。
飯田産業グループや一建設グループが代表的なパワービルダーです。
これらの会社の住宅の品質はどうなのでしょうか?
住宅診断をしている立場から言うと・・・
弊社の営業エリアである名古屋圏に進出して来た頃の建物は、正直とてもお勧めできるものではありませんでした。
補修の指摘をしても完全にすることもなく引き渡していたこともあります。
ところが何年も経過して、その間に何千棟も供給している内に、いろいろなトラブルがあったのでしょうか?そんなトラブルに対応する時間と手間があるなら、最初からきちんと建てた方が良いと気づいたのでしょうか?
最近の品質は他の建築会社と比較しても悪くないと言えます。「パワービルダーの家なんてダメだ」などと言っている工務店の方がよろしくないこともあります。
現状はそんなところですが、今後も新しいパワービルダーが登場してくることが考えられ、参入後早い時期の住宅を購入される方は、品質についてチェックする必要があると言えます。
例えばI社やO社は必ずチェックが必要な会社と言えます。