最近このご相談が増えています。
購入後10年になる建売住宅。先日売主業者が無料点検に来て、補修をしてくれるなら保証をさらに10年間延長しますと言われた。
点検によると、補修が必要なのは屋根と外壁のコーティング程度と言われたので、見積もりをお願いしたら330万円!
これをやらないといけないのでしょうか?というご相談です。
建築業者は今後新築需要が減少することがわかっているので、これからは既存のお客様の補修工事で儲けることを考えています。
特に保証を延長できるのは、当初に建築した会社だけなので、ある意味独占企業なわけです。見積もりが高くなるのは止むを得ません。
これに対する回答は3つ。
1.その金額で補修工事をして、保証を20年まで延長する。
2.補修工事をしない。⇒ 保証は10年で終了。
3.自分で工事業者を探して安く工事をする。⇒ 保証は10年で終了。
弊社にご相談があった場合、まずは建物の点検をします。その結果、確かに補修をしなければならない箇所があれば、それをご提示します。
工事をする業者を探してほしいというリクエストがあればご紹介します。
また1を選択される場合は、10年ごとに何百万円もの補修費用を払っても、老後資金が確保できるか家計のシミュレーションを行います。
問題なければ補修されれば良いのですが、問題があった場合は家計の改善策を検討しなければなりません。