建築士さんとお話ししていた中で、本当に省エネ性能・断熱性能に優れた家にするにはどうしたら良いかという話題になりました。
結論。
「建築士がいくら計算上優れた家を設計しても、最後は現場がその通り施工したかで決まる。」ということになりました。
2025年からすべての住宅は省エネ基準適合が義務付けられます。そのため建築士さんは、指定された計算方法で、設計する住宅の省エネ等級・一次エネルギー消費等級を算出することになります。
しかしこれはあくまで図面上の計算で、実際それを形にするのは現場の職人さんです。計算通りの形に施工しなければ実際の数値は出ません。
しかし現場診断をしている立場からすると、特にグラスウール・ロックルールの断熱材を使用している現場では、100%問題なく施工されている現場はないと言って良いでしょう。
良心的な建築士さんで、そのような現場の実情を知った上で、余裕を持って設計してくれていれば多少は許容できますが、そのような建築士さんは少数派だと思います。
となると数値を信じて工事を依頼している施主としてはどうしたらよいか?
先生との話の結論は、ホームインスペクション(住宅診断)を入れてチェックするしかないよねということになりました。