大手ハウスメーカーの営業部長と懇談。
最近は、YouTubeのハウスメーカー解説を見て、そのYouTuberからの紹介で来る人が増えているとのこと。
各ハウスメーカーの特徴やメリット・デメリットを流すコンテンツで、なかなか詳しく解説しています。
これを視聴すると住宅の専門家だと思って、ハウスメーカー紹介を依頼したくなるのもわかります。
ただし、どのハウスメーカーから聞いても、解説している内容に事実誤認が含まれているので、それをお客様に説明し納得していただくのに相当の手間と時間を必要とするので、紹介をもらっても痛しかゆしだということです。
例えばハウスメーカーA社の解説では・・・
他社はA社の外壁は、水分が浸透して凍結するとひび割れができると攻撃するが、それは間違いです。実際北海道にはA社の外壁を使った建物があります。
A社が東北以北に住宅を建てていないのは、工場があるエリアで丁寧に建てるために営業エリアを拡大しないという方針があるからです。
以上のような説明を聞くと、専門的な情報を持っている方だなと納得し、それなら自分に合ったハウスメーカーを紹介してもらおうかとなります。
しかしこの解説は事実誤認です。
確かに北海道にA社の外壁を使った建物が建ってはいますが、これは住宅ではありません。
A社の外壁は寒冷地仕様の住宅の条件を満たすことができないので、東北以北に営業所や工場がないのです。
本来ならA社も寒冷地で営業し東北以北でも販売したいのですが、それができないのです。(A社の人に聞いたので間違いありません)
このような解説が事実のように話されているので、営業マンは誤解を解くのに一苦労という訳です。
ハウスメーカー情報に限らず、何事もネット情報がすべて事実だと信じることには注意が必要です。
是非複数の情報を収集して、より正確な情報を基にしてヘウスメーカー探しをしてください。