昨日はある金融機関さんと不動産研究会社さんによる、『最近の名古屋圏のタワーマンションの販売状況』という研修会を開催していただきました。
最近の名古屋圏のタワーマンションは、「最上階が何億円で売れました」とか「富裕層や外国人が買っています」などと高根の花的に報道されることが多いと思います。
そのことは事実ですが、一般の方でも購入できそうな最上階以外はどうなのか?
そのあたり分譲主が広告をうまくコントロールをしているために実態がわかりません。
昨日の研修会では、そのあたりがわかってきました。
分譲開始後、3億円の最上階がすぐに売れたと報道された名古屋駅近くのあるマンションは、その後の販売はまったく不調で、まだ完成前であるにもかかわらず価格改定を行ったそうです。
東京では都心6区を中心に下層階も販売が絶好調ですが、名古屋圏はそうではないということです。
おそらく旭川市や青森市などで販売されたタワーマンションも同じ傾向にあると推測します。
報道はどうしてもセンセーショナルな話題を取り上げがちで、受け取る側もそれを事実としてしまう傾向にあります。
名古屋圏のタワーマンションは、最上階など話題性がある部屋はすぐに売れますが、それ以外の部屋は苦戦しています。
慌てて買わなくても良いと思います。