新築建売住宅の内覧会に同行し、ホームインスペクション(住宅診断)をしてきました。
間取り図を見たときに、この間取りは比較的構造上の問題が出る間取りだと感じましたが、案の定大きな問題が出てしまいました。
その間取りとは、間取りが台形状になっているのものです。つまり真四角の部屋ではなく台形状になっている部屋があるのです。
なぜ台形状の部屋が危険なのか?
通常真四角の部屋なら、基礎と土台、土台と土台、土台と柱、柱と壁が密着して施工することができますが、台形状に曲がっている箇所は必ずしもそうなりません。
実際今回の現地は、土台と土台の間に隙間があり、また本来土台の真ん中に来るはずのアンカーボルトが土台からはみ出していました。
これでは想定する耐震性能が発揮できません。
敷地の形状からこのような設計になるのは止むを得ないのですが、経験上今回のような大きな欠陥になるケースが多いのでご注意ください。
それにしても中間検査が行われ、監理建築士も居たはずですが、どうしてスルーされたのでしょうか?