住宅購入の売買契約をして住宅ローンを申し込んだところ、とりあえず融資承認は出た。
しか一般の団体信用生命保険のほかに3大疾病特約付保障にも加入したいが、団信の告知内容が一部引っかかって、こちらは承認されなかった。
ローン否認ということで白紙解約できないかという相談。
これは訴訟にしたらどうなるのでしょう?難しい問題です。
住宅ローン特約とは、不動産購入にあたって住宅ローンを利用する人が、万一融資否認された場合、資金的に購入できないので白紙解約できるという特約で、買主保護の意味があります。
通常「何年何月何日までに融資承認が出なかった場合は、本契約は白紙解除となり、売主は受領済みの手付金等を無利息で買主に返還する」という内容になります。
今回の場合、一般団信の融資承認は出ているので、買主が買わないとなると違約金が発生するものと思われます。
ただし最初から買主が3大疾病特約付保障を希望していたことが明らかな場合や、売買契約書にそのことが明記されていればどうでしょうか?弁護士さんと相談してください。
通常、売買契約書の住宅ローン特約の欄には、金融機関名・金利・返済期間・借入額を記入するところはありますが、団信の種類を記入するところはありません。
買主の希望が明確なら、団信の種類も記入しておくのが良いでしょう。
ただ、そもそもこの欄は結構いい加減に書かれていることが多いので、団信以外のところも慎重にチェックしておく必要があります。