３年前に所得税の節税目的で東京・横浜にワンルームションを複数購入された方からの相談。

思ったほど節税効果が出なかったので売却しようと考えているとのことです。

購入時に売主業者から提出された事業シミュレーションを見ると、想定する賃料収入が一定額で将来に亘って低下しないことになっています。

現在の家賃相場を調べたところ、同じマンションの他の部屋で２０％以上安い部屋が出ていました。

３年間で２０％下落したということは、購入時の家賃がすでに高かったということになります。

ワンルームマンション投資では、事業シミュレーションを提出してもらいますが、その中の【年間賃料÷購入価格】で計算する「単純利回り」が、最初のチェックポイントになりますが、そもそもその賃料が高すぎたので、単純利回りも高く出てしまった訳です。

ワンルームマンション投資では、どうしても節税効果に目が行きがちですが、設定賃料が適正かどうか？経費の内訳に問題はないか？ローンの金利変動はどうか？など確認しておく必要がある項目が多くあります。

弊社住宅相談センターでは、マンション投資の事業シミュレーションのチェックを行っています。購入前にご相談いただきたいと思います。